一般社団法人潜在科学研究所 The Potential Science Institute

第27号 11月の調査テーマ

 さてさて、当法人も設立2年目に突入しました。そろそろ自らの行くべき道をしかと見極めるべき時期ではないか・・・などと事務局や会員の方々ともども頭を悩ませております。
 定款第3条でいう「未解明現象」の調査だけに専念できればよいのですが、一応「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」に従って設立したもので、それなりに法律上の要請は満たさないといけません。要は、税金の話や各種の登記、今後の運営や活動方針など、それなりに悩ましい事項がいろいろあるわけです。ノウハウをお持ちの方にはぜひご協力をお願いしたいところです。
 そのような中ではありますが、調査活動自体もおろそかにできず、11月はジュセリーノの予言をテーマにとりあげました。
 スケプティックの観点からすれば、いまさらジュセリーノでもないでしょう。日付や犠牲者の数までぴたり的中した予言のうち、本当に事前に予言されたことが確認できるものは、今回の当法人の調査でも発見できませんでした。2007年に予知していたという東日本大震災についても、予言の書簡がジュセリーノのホームページで公開されたのは発生後のことです。本当に2007年に予知したのであれば、2009年2月11日発行の『リアル・シークレット』(ソフトバンク・クリエイティブ)には充分掲載できたはずなのに、本当に事前に承知していたのなら大いに不親切な話です。自分の予言をうっかり忘れていたのでしょうか。だとしたら自分の予言の内容を管理できていないわけで、自称的中率90%の根拠が揺らぎます。
 というわけで、今回は日本で出版されている関連書籍の中から、明らかに事前に行われた予言(該当書籍発行日より後の期日が指定された予言という制限を設けました)であって、PSI@wiki記載時点(11月16日)までに検証可能な予言を拾い出しました。その際の数え方にも検討すべき点があり、例えば「2008年7月、フランス、ドイツ及びモルドバを大洪水が襲う」(『続未来からの警告』P346)を1件と数えるか、フランス、ドイツ、モルドバに関する3件の予言と数えるかで総数、そして的中率が違ってきます。
 とりあえず当法人としては、今回一応の基準を設定し、289件の予言をカウントしました。その結果的中とみなしうるものは9件、最大限おまけしても22件です。かなり低い的中率です。
 

                                 主任研究員羽仁礼記(2012年11月26日配信)

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