一般社団法人潜在科学研究所 The Potential Science Institute

第46号 UFO本プロジェクト

 一般社団法人潜在科学研究所の「UFO本プロジェクト」が、現在密かに進行中です。

 これは、日本におけるUFO研究史の作成を念頭に、まずは日本国内で日本語で出版された関連図書をリスト化しようとするものです。関連図書といってもいろいろありますが、まずは一般向けに国内で書籍流通ルートに乗せられ、少なくとも出版当時は全国の書店で購入可能であったものを対象とします。私家版などの非売品については今後対応を検討しますが、少なくとも国立国会図書館で一般閲覧可能なもの、つまり万人が参照可能なものについてはリストに加えることにします。

 内容については、UFO目撃、UFO事件やUFOそのものについて何らかの考察が行われているものはできるだけ加えたいと思っております。フィクションについては除外しますが、巻末等の注釈で実際の事件等を解説しているものは対象に含めることにします。

 今回は「UFOと宇宙」や「ムー」といった定期刊行物、それに各種雑誌に掲載された論文・記事については対象としていませんが、こうしたものについても将来的に整理したいと考えております。

 調査の過程では、いくつか興味深い発見もありました。

 昭和30年刊行の原田三夫著『世界の謎』では、P241から空飛ぶ円盤について1章を割いており、モーリイ島事件やマンテル事件に触れる一方、メンゼルの否定的見解もしっかり紹介しております。初期の人たちがどういう経路からこうした情報を得たのかも、個人的な興味をそそられます。

 残念ながらUFO話はありませんでしたが、あの梶原一騎の実弟にして「ワル」などの漫画原作者でもある真樹日佐夫が、秋田書店の怪奇スリラー全集の一環で『世界の謎と恐怖』なるものを著しているのもちょっとした驚きでした。このシリーズはまずは1968 (昭和43)年に刊行され、1984年に再刊となっています。シリーズの他の執筆陣には、中岡俊哉や南山宏といった名士が名を連ねています。国会図書館の図書検索で調べると、1968 刊のものは、同図書館所蔵の真樹作品の中で一番古いものとなっています。さらに驚いたことに、1996年になって『世界のX ファイル』というタイトルで、ほとんど同じ内容(違うのはいくつか小欄が加わったのみ)が出版されています。つまり、30 年近い時の経過と、その間行われたであろう関連研究をまったく無視しているわけです。

 現在リストには1,000点以上拾いあげておりますが、ある程度内容が固まった段階でHP にアップすることを予定しています。内容等でご意見のある方、協力したいと思われる方がありましたら、ぜひ当法人まで連絡ください。

                 主任研究員羽仁礼記(2014年3月20日配信)

戻る