一般社団法人潜在科学研究所 The Potential Science Institute

第48号 NHKの超常番組

  一般社団法人潜在科学研究所では、昨年4月分より毎月ニュースレターを発行しております。

 一応会員各氏の目に付いた範囲で一ヶ月の報道等をとりまとめておりますが、本年からは関連テレビ番組の放映状況についても集めております。
3月20日のフジテレビ「アンビリバボー」だとか、3月27日のTBS「世界がビビる夜」だとか、4月21日のテレビ朝日「とりはだマル秘スクープ」でジョー・パワーを取り上げるなど、民放もそこそこ頑張ってますが、驚いたことに、今年はBS やEテレも含めたNHKがぶっちぎりでダントツの関連番組放映数を誇っております。

 まずは正月気分も醒めやらぬ1月11日と18日、2週に分けてBSプレミアムで「超常現象」なる特別番組が放映され、23日には「幻解!超常ファイル」(ツチノコとクリスタルスカル)と、1月だけで3 番組が放映されています(再放送は数えず)。
 3月13日には地上波「地球イチバン」で「世界一UFOに近い街」としてアルゼニンのカピージャデルモンテを紹介、3月と4月には、1月にBSプレミアムで放映された「超常現象」が再編集されて、なんと「NHK スペシャル」で再登場しています。関係者の話では、BSでの放映後、NHKオンデマンドで視聴希望が殺到し、視聴数第1位となったこともあるそうです。

 同じくBSから出発した「幻解!超常ファイル」の方も負けてはおらず、4月からは地上波で定期放映を開始、さらに4 月26日の「タイムスクープハンター」でポルターガイスト(池袋の女)をとりあげるわ、5月4日のEテレ「サイエンスZERO 」でも、「超常現象」で未使用だった映像を流すわと、本来関係のあまりない番組でも超常現象をとりあげており、さながらNHK超常ブーム到来の様相を呈しています。

 これも関係筋からの情報ですが、「超常現象」の企画はもう7,8年も前からあったらしいのですが、当時はあえなく却下され、昨年からようやく企画が動き始めたということです。

 こうした動きに批判の矛先を向けている人物の1人が、かの大槻教授です。

 彼の立場ははっきりしてるので、いまさら取り上げるのも難儀なのですが、今回は彼の主張にNHKがしっかり番組で反論していたりしています(もちろん名指しではありませんが)。

 大槻教授の批判は彼のブログ(http://29982998.blog.fc2.com/blog-entry-567.html)を見ていただきたいのですが、要はバーニングマンの行事で乱数発生器の偏りが生じたのは、自家発電機の作動により発生した電磁ノイズだということです。ところが5月4日の「サイエンスZERO」では、乱数発生器に電磁波を当てる実験を行い、偏りが生じないことを確認しています。

 乱数を発生させるシステムには、いくつか種類があるようですが、そもそも発電機の電磁波程度で影響を受けるようでは乱数発生器としての機能を果たしておらず、乱数発生機構がこれほど脆弱なものだとしたら、オンライン決済やらパスワード認証やらも信用できないということになるはずです。

 これに対し大槻教授は再度ブログで批判なさってるのですが(http://29982998.blog.fc2.com/blog-entry-575.html)、前回発電機の電磁波と言ってたのが今回携帯やスマホになってます。この点については、両者が発する電磁波が「同じ性質」と言えるのかどうか未確認なのでコメントは避けますが、石川幹人情報コミュニケーション学部長の名が明大科学関連スタッフ検索でみつからなかったって、いったいどういう検索をしたのやら?ただ、少なくともブログに関しては、彼がろくな裏付けもなく書き散らしていると判断してよいでしょう。

 また、『なぜ「科学」はウソをつくのか』P71によれば、「サイエンスZERO」司会の竹内薫氏と大槻教授とは少なからぬ因縁もあるようです。

                 主任研究員羽仁礼記(2014年5月20日配信)

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